国語の引出し(その1)
国語は自己を成長させるツールの重要な要素です。深めるには
五感をフル稼働させる必要があります。それには
聴く 見る 話す 読む 動かす などがあげられます。
1.聴く:まずは真剣に聴くことです。お母さんのお腹の中に
居る時からスタートさせていますが、聴くことが出来るのも
一つの能力です。良い文章にはリズム感もあり、時には文章の
一部を集中して聴いてもらうこともあります。
2.見る:紙面に書かれている文字・単語・語句・フレーズ・文章
段落、全てに亘って眼を配らなければなりません。特に各行の
下に記載されている5行毎の行数は解説時の指標にもなります
ので、常に探せるように訓練しなければなりません。
3.話す:自分で口に出すことで、記憶がより確実になることも
あります。漢字では音読みと訓読みを言ってみる、へんと
つくりを話してみる、諺は言うまでもなく、四字熟語なども
口に出すことでより知識の定着がはかれます。
4.読む:眺めているのと読むこととは違うことは言うまでもあり
ません。一文ずつ読み込んでいく必要がありますが、小さな声で
本文を読んでみるのも手ですが、他人が居る試験会場では出来
ませんので、Plotに沿って筆者や作者の考えやストーリーを
読み込める力を付けてゆきます。どうしても自分の考えが先に
立ってしまいますので、冷製に文章に入りこむことが必要です。
5.動かす:自分の動作と理解は密接な関係があります。話しを聞いて
メモを取るなどは国語を理解する重要な動作ですが、まだその年齢
ではありません。文章中の気になる単語やフレーズ、会話、場面の
転換などに印しを付けたり線を引くなど、ぜひ身につけて欲しいと
考えています。
まずは分らない言葉はしっかり国語辞典を引いて、分らないままにしない
ことが大切です。言葉への興味を持ってもらえれば、文章により入って
いけると思います。